くすりの村源

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【血を吐いた】 [読み]ちをはいた

症状

黒褐色・コーヒーの残りかす状なら、食道や胃・十二指腸などからの出血=吐血
鮮紅色(鮮血)・泡まじり・咳き込みがあるなら、気管や肺などからの出血=喀血
どちらも出血が大量で昏睡しているようなときは救急車を呼ぶ
軽度であっても容態の落ち着きをみて医療機関へ

応急処置

着ているものをゆるめて、腹部の圧迫をなくします。

  (1) 吐いている最中は顔を下向けに。むせたら背中を軽く叩いて、吐き出しを助ける。
  (2) 口の中に血液の凝固物(窒息の原因)がないか確認。自力で吐き出せないときは、ガーゼを巻いた箸などで除去。
  (3) 横向きに寝かせて毛布などで保温。
  (4) 次の吐血・喀血に備えて洗面器などを用意。その後の吐血は少量なら横向きのまま、大量なら腹ばいにして。
  (5) 喀血は座らせて前かがみで。
  (6) 吐き終えたら、薄い食塩水でうがいを。

患者に意識がないときは、大出血している可能性が強いので、足を高くしたショック体位で寝かせます。顔を横向きにして吐血が逆流しないようにします。そして大至急、救急車を呼んでください。

トイレなどで吐いた場合には、それを流さないようにする。救急隊の人に出血の量を見てもらうと、医師の治療の参考になります。

次回のチラシ掲載日までお待ちください(毎月24日)