くすりの村源

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【下痢】 [読み]げり

症状

便の水分量が多くなった状態。1日10回近い水様便から2~3回の軟便まで各種あります。
便に血や粘液が混じっていたり、熱があったり、腹痛や吐き気があったらすぐに受診しましょう。
この際、飲食物や一緒に食べた人も同じ症状か医師に伝えることも大切です。また、下痢が長く続くとか体重減少などの症状があるときも、受診する必要があります。
いずれにしても脱水になりやすいので、お茶やスポーツドリンクで十分に水分を補います。

原因

腸の動きが激しくなると水分の吸収ができずに下痢になります。水分の吸収は主として大腸で行われるため大腸の異常で下痢を生じます。
下痢は身体に悪いものを排泄するための自己防衛反応の場合があります。素人判断で止めるのは慎重にする必要があります。

急性下痢
感染症…… 細菌やウイルスによる食中毒、感染症
(一緒に食べた人が同じ症状か?)
非感染症…
暴飲暴食による胃機能低下
抗生物質の服用が原因の下痢(薬剤性下痢)
緊張したときに腸の動きが激しくなる神経性下痢
牛乳による乳酸不耐性下痢
緩下剤の乱用
特定の食品に対するアレルギー反応であるアレルギー性下痢
慢性下痢
過敏性腸症候群……… 心理的要因による大腸の機能異常で起こるもので、だらだらと続いたり、下痢と便秘の再発を繰り返す。
大腸そのものには病変がない。
クローン病・大腸炎… 大腸に潰瘍とびらんができる潰瘍性腸炎。腸壁に炎症でおかされる原因不明の腸炎(クローン病)

応急処置

一過性のひどい下痢の時には、水分補給に気を付けながら消化の良いものを食べる。

水分 ⇒ イオン水、湯冷まし、麦茶、番茶など温かいものを。
慢性の下痢の人は水分の取り過ぎ、冷たいものに注意する。繊維の硬いタケノコ・ゴボウ、お腹でガスを発生させやすいカボチャ・イモ類・豆類は控える。
神経過敏で下痢をよくおこす人は、ストレスをためないように。
下痢止めはむやみに飲まないようにする。
安静にする。

次回のチラシ掲載日までお待ちください(毎月24日)