


悩みから探す
【熱傷(別名:火傷)】
[読み]ねっしょう(べつめい:やけど)
症状
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
※ | 体表面積1%は本人の手のひら1つのひろさです。 |
※ | 全身の10%以上の熱傷はショックの危険があります。 |
応急処置
熱傷の深さは、「温度×時間」で決まります。
家庭で出来ることは大量の水をかけて温度を下げ、熱傷が深くなるのを防ぐことです。
痛みや熱さを感じなくなるまで、10~15分程度冷やす。
炎によるやけどの場合、衣服の火をすばやく消すことが大事です。炎はたたいても消えないので、濡れた毛布やバスタオルなどで覆って、空気を遮断して火を消します。
路上で衣服に火がついた場合、走り出すと炎の勢いが強くなるので寝転んで消す方法もあります。
この場合もすぐに水で冷やすことが大事ですが、濡れたタオルでも結構です。無理に衣服を脱がさずに、冷やしながら救急車を呼びます。
昔からのやり方である、「味噌を塗る」「アロエを塗る」はやってはいけません。
水ぶくれが自然に破れるのはしかたがないのですが、針でつついて破くのは細菌感染の恐れがあるのでやめましょう。
備考
★予防
人間の皮膚は、45℃以上の熱で、火傷になります。45℃程度の場合、1時間熱せられ続けると、「低温火傷」になります。使い捨てカイロや電気カーペット、あんかなどに注意が必要です。
70℃の高温の場合、1秒足らずで火傷を負ってしまいます。
火傷は子供に多く、また子供の皮膚はおとなに比べて薄いので、火傷が重症になりやすいのです。
ストーブ、お湯、熱いスープ、電気ポット、高温のアイロン、炊飯器の蒸気、油などに近づかせないように注意することが大切です。