乳児の風邪薬-1才未満
小児用風邪シロップ剤は3ヶ月の乳児から服用できるのに、使用上の注意に「1才未満の乳児には、やむをえない場合の他は服用しないでください」と書いてあります。
1歳未満の乳児では薬を代謝する肝臓の働きが生後3ヶ月くらいでなんとかできるようになり、薬を排泄する腎臓も生後6ヶ月くらいで機能するようになります。
つまり一度体内に入った薬は排泄されずに残り、服薬回数につれて次第に濃くなっていきますので、思いがけない副作用が現れる可能性があります。
1才未満の乳児に対しては、基本的には医師の診察が必要です。一般用風邪薬はその用法用量が書いてあったとしても、夜間や休日のように医師の受診ができない時に応急的に用いるのが原則です。