月経の予定日を変更したい
妊娠していないことを事前に十分確認すること、毎日1~2回、同時刻に服用することが大切です。
使用される薬剤はすべて「要処方せん薬」であり、購入には医師の処方せんが必要です。実際には、血栓性疾患の既往、喫煙、年齢,その他のリスクファクター、妊娠の有無などを医師が事前にチェックして処方せんにより投与することになります。
月経周期変更という目的は、保険適応ではないので、自費診療となります。
◇ | 月経周期を遅くする方法としては、中用量ピル(新EP錠など)を使用します。 通常、月経予定日の5日前から服用を開始し、月経が来ても良い状況になったならば服用を中止します。 2~3日後に通常よりも多量の月経が来るはずです(消退出血。服用しつづけていても、2週間ほどで子宮内膜を維持できなくなり、出血してしまいます(破綻出血)、つまり、月経周期の延長は2週間ほどしかできません。 尚、この服薬方法では避妊効果はありません。 服薬中の副作用としては、嘔気・いらつきなどの変調がみられることがあります。 |
![]() |
|
◇ | 月経周期を早くする方法としては、月経周期の第5日目(薬剤により7~9日目となっている)より5日間、毎日服用します。臨床上は7~14日間服用するほうが効果は確実です。 |