サプリ豆知識
【クロレラ】
[読み]くろれら
[英]Chlorella [学名]Chlorella pyrenoidosa、Chlorella vulgarisなど(クロレラ属)
こんな人にお勧め | 疲れが気になる人・免疫力の低下が気になる人 |
---|---|
主な働き | クロレラは淡水に生息する緑藻の一つで、多量の葉緑素やたんぱく質、葉緑素、各種ビタミン、鉄などのミネラルや、必須アミノ酸を含む食品です。 ミネラルの中で特にマグネシウム源となるクロロフィル(葉緑素)を多く含んでいます。 クロレラを摂ると血中ビタミンB12レベルを上げることが示唆されていますが、このビタミンB12は生化学的に不活性型である可能性が指摘されています。 また、クロレラに含まれるC・G・F(クロレラ・グロス・ファクター)は、核酸とアミノ酸などで構成される複合体で、生理活性をもつといわれていますが、含有量を測定する方法がまだ確立していません。 試験管内及び動物実験で免疫活性、抗腫瘍、抗ウイルス、コレステロールの酸化防止作用があるとの報告があります。しかし、ヒトでの評価はまだ行われていません。 |
おもな成分 | 成分の内訳は、たんぱく質50%、炭水化物20%、葉緑素5%となっており、その他ビタミンA・B1・B2・B6・C、パントテン酸、葉酸、核酸なども含んでいます。 |
注意すること | ・副作用としては、下痢、疝痛、鼓腸(ガス)、吐き気が知られています。 ・光過敏症(皮膚障害)の原因となるフェオフォルバイドが混入していることがあります。 ・喘息やアナフィラキシーなどアレルギー症状も報告されています。 |
医薬品との相互作用 | ・クロレラにはビタミンKが含まれるため、ワルファリンなど抗血液凝固薬の作用を減弱させます。ワルファリン服用中の方はクロレラを摂取しないで下さい。 |
豆知識 | 淡水性プランクトンの一種で、中国語名で「緑藻」と呼ばれています。20億年以上も前から地球上に生息していたといわれ、他の植物に比べ数十倍の光合成を行います。 食用にされたことの無いクロレラを、ドイツでは第一次世界大戦後の食料とするために培養研究しましたが、第二次大戦で敗北したために研究は中断されました。 その後日本でも食糧増産の一環として研究されましたが、なかなか実用化に至らず、昭和35年(1960年)にやっと食品として登場しています。 |