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【ペット感染症(鼠・ハムスター・兎)【類鼻疽】】
[読み]ぺっとかんせんしょうぺ(ねずみ・はむすたー)【るいびそ】
症状
急性敗血症型… | 発熱・悪寒・衰弱といった症状を伴う急性敗血症として発症し、7~10 日の経過の後、死に至る。 |
肺型…………… | 咳嗽・粘液膿性喀痰といった症状を呈する肺炎である。慢性の経過をとることもあるが、実験室内で菌を吸入して発症した肺炎は予後が悪い。 |
局所型………… | 皮膚、皮下組織、リンパ節に多発性膿瘍を形成し、慢性の経過をとる。 |
原因
これは野生げっ歯類を始めとしてさまざまな動物が感染源となりうる細菌感染症です。
ヒトへの感染は、感染動物によって汚染された土壌(水田や畑)の中にある類鼻疽菌によります。
東南アジア、オーストラリア北部、東アジアをはじめ世界各地に存在していると考えられています。
類鼻疽が存在している地域に滞在中、あるいはそれらの地域から帰国後に敗血症の診断を受けたり化膿巣が見つかった場合には本症の可能性も疑われます。
特に糖尿病などの基礎疾患がある場合には感染の確率が高いとされています。