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【感電した】
[読み]かんでんした
症状
感電は「電撃」とも呼ばれます。人体に電流が流れた場合
・軽症…… | 単に電流を感知するだけ | |
・中等症… | 苦痛を伴う衝撃を受ける | |
・重症…… | 筋肉が硬直、体の深部火傷 | |
・死亡…… | 心室細動や呼吸器痙攣による窒息 |
体を通った時の電流が大きく、人体の重要な部分(例えば心臓、脳など…)に流れ、しかも長時間流れると危険性が増します。
原因
電圧は重症度とあまり相関しません、50Vでも感電死することがあります。
機器が漏電していたり、体が汗や水で濡れていると感電しやすくなります。
感電による火傷は、特に人体の深部がおかされていることが多いので注意が必要です。高電圧による電撃傷の場合などは、日をおいて組織が壊死することがあります。
応急処置
(1) | 救助の前に、スイッチや電源を切ってすぐに電流を止めます。あわてて感電した人に触れると、救助者が感電して二次災害になります。 |
(2) | 電線などに接触していて、電流を止められないときは、救助者が感電しないよう乾いた棒、布、不良導体の手袋(ゴム手袋)等を用いて感電源から引き離します。濡れた手で触らないこと。 |
(3) | 呼吸停止あるいは呼吸が浅いときは,人工呼吸をしながら救急車を呼ぶ。 |
(4) | 傷の処置は、火傷の時と同じで、保温、安静にする。 |