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【熱が出た】
[読み]ねつがでた
症状
・誰が?…… |
大人?小児?乳児? |
・熱は?…… |
高熱高熱(38.3℃以上)?微熱(37℃以上)? |
・意識は?… |
ハッキリしてる?もうろうとしてる?意識がない? |
・いつから?
・他の症状は?… |
くしゃみ、鼻水、鼻づまり腹痛、嘔吐、下痢頭痛、吐き気、嘔吐、胸痛、腰痛、発疹、関節痛、耳痛 |
応急処置
高熱には… |
下記を行いながら医師の診察を受けます。 |
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頭と両腋下を冷やし、水分を摂らせながら医療機関へ |
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激しいスポーツや屋外作業時、晴天での車内(乳幼児)で起こる熱射病(熱中症)には、患者を涼しい場所に移して身体を冷水で拭き、できるだけ体温を下げ、さらに十分に水分を飲ませながら医療機関(救急)へ→直ちに点滴 |
なお、水分は汗で失った塩分も補給するためポカリスエットなどのスポーツドリンクが望ましい
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カゼの症状がある(のどが痛む、咳・痰が出る、鼻水鼻づまり、など) ⇒早めに帰宅→安静、就寝→体温測定(他、消化のよい高カロリー食をとる、氷枕などで冷やす。 |
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※ |
解熱剤の服用… |
解熱剤は38℃位までは服用せずに様子を見てください。 |
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10日以内に終わる発熱… |
感染症の場合が圧倒的。中でも最も多いのが風邪。 |
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熱が長く続く時には次の様な病気を考えます。 感染症(ウイルス又は細菌の感染) |
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膠原病(リウマチなど) |
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白血病、悪性貧血ガンや肉腫のようなタチの悪いハレもの、など |
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発熱プラス特定部位の痛み/他の症状を伴う時※⇒医師の受診を。
※他の症状とは… |
異常な高熱が続く、呼吸困難、嘔吐・下痢などを繰り返す、など |
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意識もうろう、意識がない… |
直ちに医師の診察を受けます。 病院が混んでいたら受付で事情を話す事。救急車を依頼してもよい。 |
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養生
安静第一!…保温、お部屋の換気、栄養をとる
入浴…熱が下がって2~3日後から
備考
★熱を測る時の注意★
運動の直後、食事の直後、ガムを噛んでいた時、電気毛布・こたつの中での測定など体温が高めに測定されることがあるので注意しましょう。
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あまり古い体温計は使用しないようにしましょう。 |
★乳幼児・学童の正常体温の範囲★
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平熱と考えてよい
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境界体温
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発熱と考える
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乳幼児
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37.2℃以下 |
37.2℃ |
37.5℃以上 |
幼 児
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37.1℃以下 |
37.1℃~37.3℃ |
37.3℃以上 |
学 童
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37℃以下 |
37℃~37.2℃ |
37.2℃以上 |
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★発熱とは★
発熱には外的要因で起こる場合と、内的要因で起こる場合があります。
外的要因による発熱は熱中症のように、高温にさらされて、皮膚の放熱・蒸散能力が追いつかなくなった場合におこります。
内的要因による発熱は脳の体温調節中枢にあるサーモスタットが何らかの原因で高めにセットされることでおこります。体温がその高め温度に達するまで「さむけ」が続きます。
一般に、体温が高めのときは身体の免疫能が高まっていますので、やたらに熱を下げるのは回復を遅れさせ、好ましいことではありません。しかし、高熱で苦しいときは解熱剤が必要です。解熱剤を使うのは体温が上昇中のときよりも、上昇のピークで使ったほうが効果的です。
解熱剤のうち、アスピリンやイブプロフェンは幼小児や十代の若者に使用すると、死にいたる病「ライ症候群」になることがあるので使用が禁じられています。