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【骨折】
[読み]こっせつ
症状
ケガや打撲のあとの以下の症状がある時は骨折の可能性があります。
・ | 痛みが強く顔面蒼白、冷や汗が出る | |
・ | ひどい腫れ | |
・ | 痛くて動かせない | |
・ | 変形している | |
・ | 異常な動きをする(関節がない所が曲がるなど) | |
・ | ガリガリと音がする |
など
原因
骨折とはその名のとおり骨が折れることなのですが、いわゆる“ヒビが入っている”のも骨折です。 骨折は転倒したり強い外力が働いたときだけに起こるものではなく、弱い骨に軽い外力が加わっただけで起こる病的骨折や、繰り返しストレスが加わって生じる疲労骨折なども含まれます。 |
応急処置
(1) | まず副木をあてて固定し、患部がぐらぐら動かないようにします。副木なしでは負傷者を動かさないこと。 |
(2) | 外傷がある時は傷の手当てをしてから副木をあてます。 |
(3) | 骨折部が大きく変形したり曲がったりしている時は、無理に直さずそのままの状態で固定します。(脊柱、肩、肘、手首、膝は無理に伸ばすと、血管や神経が切れる事があるので特に注意しそのまま固定する) |
(4) | 副木は2箇所以上でしばって固定します。⇒以上を行ない、病院へ。 |
備考
重大な全身の合併症(出血性ショック、脂肪塞栓症、臓器損傷など)や血管、神経の損傷を伴う危険性、開放性骨折(骨折部が露出している、複雑骨折ともいいます)などの危険性がありますので受傷したら早めの医療機関の受診が必要です。