くすりの村源

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サプリ豆知識

【イチョウ葉】 [読み]いちょうは [英] Ginkgo, Maidenhair tree  [学名] Ginkgo biloba L. (イチョウ科)

こんな人にお勧め 冷え症、肩こりがつらい人・老化が気になる人・記憶力が低下してきたと感じる人
主な働き イチョウ葉は10種類以上のフラボノイドとギンコライドという物質を含んでいます。
 フラボノイドとは植物に含まれる色素成分のことで、さまざまな疾患や老化の原因となる活性酸素を消去する働きがあり、イチョウにしか存在しない物質ギンコライドと相乗的に作用していると考えられます。
1)イチョウ葉エキスは血管を広げて血液の流れを良くするため、脳の血流が悪くなって起こる痴呆症を予防するといわれています。
2)また同様の作用から、血液の流れが悪くなることによって起こる、冷え症や肩こり、末梢の動脈閉鎖症の患者の歩行時の痛みの改善、などにも効果があると考えられます。
3)月経前症候群(PMS)に対する作用、加齢黄班変性、平衡感覚障害、高山病の予防、糖尿病由来の網膜症における色認識の改善に対する作用も有効性が示唆されています。
4) 脳のなかで記憶を司る海馬への記憶伝達物質コリンの取り込みを促進し、加齢に伴うムスカリン性アセチルコリンレセプターと2-アドレナリンレセプターの減少を防ぎます。
主な成分 葉にはフラボノイドとギンコライドの他、毛細血管を強化するルチン、血圧降下作用のあるクエルシトリンなども含まれています。種子には青酸配糖体が含まれています
注意すること ・抗血小板薬・抗血液凝固薬を用いている人では出血傾向がたかまることがあるので、ワーファリン服用中の人、出血傾向のある人は注意が必要です。手術の場合も出血がとまりにくいおそれがありますので医師に伝えておくことが必要です。
・抗痙攣薬の作用に影響を与え、てんかん発作を引き起こす可能性があるといわれています。抗てんかん薬を服用中の方はイチョウ葉製剤を服用しないこと。
・イチョウ葉製剤をチアジド系利尿薬と併用すると血圧を上昇させることがあります。
・インスリンの作用に影響を与えることがありますので、インスリン使用中の人は血糖値とインスリン濃度をモニターしてください。
・子どもを望む夫婦や不妊治療中の人は使用を避けたほうがよいでしょう。
・イチョウの生葉・種子・果肉は重篤なアレルギーをおこすことがあります。
豆知識 1960年代にドイツで開発され、現在ヨーロッパでは高齢者の痴呆予防、血流循環改善に使用されています。ドイツ、フランス、スイス、オーストリア、台湾では医薬品としても活用されているそうです。
イチョウ葉中に含まれるギンコール酸はアレルギーを起こすことから、規格品ではその含量が5ppm以下に規制されています。

次回のチラシ掲載日までお待ちください(毎月24日)