くすりの村源

登録番号 T7400001001545

サプリ豆知識

【エキナセア】 [読み]えきなせあ [英]Echinacea[学名]Echinacea purpurea, angustifolia, pallida. (キク科)

こんな人にお勧め 風邪を引いた時・感染症にかかりやすい人・免疫力を高めたい人
主な働き エキナセアはアメリカで古くから風邪や感染症、慢性炎症などの治療に使われていました。風邪の症状が出てすぐに経口摂取し始め、7-10日間摂取した場合、上気道感染の症状と期間を軽減します。ただし、予防効果はないようです。
 エキナセアには多糖類やフラボノイドなど、免疫機構に働きかける成分が多く入っています。体内に入ってきた異物を病原体として認めた場合、人間の身体はそれと戦う働きをします。エキナセアは白血球や、脾臓の細胞を増やし、顆粒球の貪食能を活性化し、体温をあげるという作用機作で抵抗力を上げて、風邪やインフルエンザのウイルスと戦う力を強くします。
 経口摂取で膣真菌感染症の再発防止に、抗真菌剤の外用との併用で、有効性が示唆されています。エキナセアのジュース摂取とエコナゾール外用との併用で、膣真菌症の再発率はエコナゾール単独使用時の4分の1に低下したという報告があります。
注意すること ・コミッションE(ドイツの薬用植物の評価委員会)においては、使用限度期間を内用、外用を問わず、8週間としています。長期にわたる摂取はさけるべきでしょう。
・経口摂取の場合、進行性の全身性疾患、例えば結核や白血病、膠原病、多発性硬化症などには禁忌です。
・薬物代謝酵素チトクローム(Cytochrome)P450の作用を阻害することが示唆されています。チトクロームP350で代謝される薬を服用中の方はエキナセアを仁摩内方が良いでしょう。詳しくは薬剤師にご相談ください。
豆知識 北米に分布するキク科の多年草で別名パープルコーンフラワー/プルプレア/ムラサキバレンギクと呼ばれます。薬用部分は主に根(エキナセア根)および根茎です。エキナセアには3種類(E.augustifolia, E.pallida, E.pururea)あり、種類に応じて根、葉、全草など異なる部位が利用されています。
中国語名は「紫錐花」、「金光菊」といいます。
俗に「免疫力を高める」などといわれ、風邪などの上気道感染に対する作用など、一部にヒトでの有効性が示唆されています。安全性については、アナフィラキシー等の健康被害が報告されているほか、結核や白血病、膠原病、多発性硬化症、エイズや自己免疫疾患などの全身性疾患には禁忌とされています。

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