くすりの村源

登録番号 T7400001001545

サプリ豆知識

【カロチン(カロテン)】 [読み]かろちん(かろてん) [英]Carotene [学名]Carotene

がん予防・免疫力を高める・眼精疲労改善・抗酸化作用・老化防止・美肌効果

こんな人にお勧め がんが心配な人・生活習慣病が気になる人・目が疲れやすい人・老化が気になる人・肌を美しくしたい人など
主な働き 植物体に含まれる黄色ないし、赤色の色素を総称してカロチノイドと呼び、そのうち体内に入ってからビタミンAに転化する物質がカロチンです。カロチンは緑黄色野菜に多く含まれ、α-カロチン、β-カロチン、リコピンなどの総称です。
これらのカロチンは体内に入ると必要量だけビタミンAとなり、目、皮膚、粘膜の健康を保ちます。
 また、カロチンは免疫細胞の働きを活発にしたり、老化を早め、さまざまな生活習慣病の原因となる、活性酸素を消去する働きがあります。
有効性が示唆されているのは次の7項目です。
 1)男性喫煙者に対する気管支炎や呼吸困難の予防
 2)老人性黄斑変性症の進行の遅延
 3)血漿中のβカロテン濃度が低い男性に対する前立腺がんのリスクの減少
 4)胃に前がん状態の病変があり胃がんのリスクの高い人における胃がん予防
 5)光感受性の人における日焼けの防止
 6)白斑(板)症患者の症状の寛解
以下については効果が無い事が示唆されています。
 1)慢性閉塞性肺疾患の症状の軽減
 2)他の抗酸化ビタミンと亜鉛の組み合わせ摂取の白内障に対する効果
 3)喫煙している男性の脳卒中の予防
 4)心臓病リスクや心臓血管病の死亡率を減少に対する作用
 5)成人におけるがんの発生率や死亡率の減少、非メラノーマ皮膚がんの予防
不足すると ビタミンAが不足すると脱毛しやすくなり、肌が乾燥したり、爪がもろくなったりします。
 また、夜目が見えにくくなる夜盲症や風邪や肺炎にもかかりやすくなります。
注意すること ・喫煙者が1日20mg以上のβカロテンサプリメントを摂取すると、肺がん、前立腺がんのリスクが有意に増大することから、喫煙者はサプリメントは摂取しないこと。
・ある種の薬や喫煙、大量のアルコール摂取により血清カロテン濃度や体内カロテン量が減少したとの報告があります。
・一日最大300mg以上の濃度では柑皮症(肌が黄色になる)などの原因になる可能性があります。
豆知識 β-カロチンはビタミンAのもとになるもので、ビタミンAの欠乏したラットは胃がんの発生率が高いことや、アメリカでは肺がん患者にはビタミンAが少ないなど、制がん作用があることが確認されています。

次回のチラシ掲載日までお待ちください(毎月24日)