くすりの村源

登録番号 T7400001001545

サプリ豆知識

【シソ(紫蘇、エゴマ)】 [読み]しそ [英]Perilla [学名]Perilla frutescens (L.) Britton var acuta Kudo

こんな人にお勧め アレルギーが気になる人・花粉症が心配な人
主な働き 古くからシソの葉は「蘇葉」と呼ばれて解熱・鎮痛などに、シソの実は「紫蘇子」と呼ばれて鎮咳・去痰に用いられてきました。
また、シソ種子の油には炎症物質の生成を抑制する「ロスマリン酸」「α-リノレン酸」が含まれています。
杉花粉症の方がシソ葉エキスを21日間服用したところ、半数以上の患者さんでは症状軽減したとのデータがあります。特に、鼻や目のかゆみ、涙目などが改善されています。
おもな成分 シソの利用部位は葉と種で、これらは多種類のフラボンを含みます。
種子油はまたロズマリン酸(rosmaric acid)やα‐リノレン酸(α-linoleic acid)を多量に含みます。
他にカルシウム、鉄分といったミネラルやカロチン、ビタミンB1・B2・C・Eも豊富に含んでいます。
注意すること 妊娠中の安全性は確立していませんので、食事以外の摂取は控えましょう。
シソ油は経口摂取では問題ありませんが、外用により接触性皮膚炎をおこしたという報告があります。
慢性腎不全の方では、シソ油で腎不全が悪化したとの報告があります。
豆知識 シソは、中国中南部の原産で、食用、薬用として栽培される一年草です。日本では薬味としてなじみが深い植物でもあります。薬用部分は葉(蘇葉、紫蘇葉(局))と種子(紫蘇子)で、葉は6~9月に採取し、半日日干しした後陰干しにします。種子は10月ごろ、果実をとり種子を陰干しにします。
参考 薬事日報 2008年2月25日

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