アクネ(ニキビ)の治療にステロイド剤を、数ヶ月にわたり時々つけていたら悪くなったようです
ステロイドはニキビの薬ではありません。
ニキビの発症原因は細菌(アクネ桿菌)が原因のひとつです。ステロイドを化膿部位に使用すると、アクネ桿菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が活性化し、かえって症状を悪化させてしまうことがあります。
ニキビは思春期の男女の80%以上が経験する病気です。毛穴の中に皮脂がたまり(白ニキビ)、それが固まって汚れや色素がつくとニキビの芯(黒ニキビ)ができ、そこが感染して炎症を起こし(赤ニキビ)ます。
治療には毛穴を清潔に保つよう頻回の洗顔と、外用抗菌薬及び、患部を乾燥させるイオウ製剤が使われます。OTCニキビ専用薬にはクレアラシル、ビフナイトE、ペアアクネクリームなどがあります。
睡眠を十分にとり、バランスの良い食事を心掛け、できるだけストレスを溜めないようにしましょう。
なかなか直らない時には皮膚科を受診してケミカルピーリングやソフトレーザーによる治療を受けましょう。