● |
症状 |
|
二日酔いになると頭痛、嘔吐感、喉の渇き、胸のむかつき、アルコール性胃炎による悪心などの自覚症状があらわれます。 二日酔いの最中にはひどく喉が渇きますが、これはアルコールの利尿作用により体内の水分が排出され、脱水症状の状態になっているからと考えられています。 また、アルコールが胃粘膜を刺激し、胃酸分泌が過多になり、胃炎をおこすことも多いようです。 |
 |
|
● |
対処法 |
|
(1) |
脱水症状を起こしているので、大量に水分を補給します。ぬるめのスポーツドリンクが胃への刺激が少なく水分吸収が良いので理想的です。 |
(2) |
肝臓でのアルコール分解には糖分が必要であり、糖分をとることも有効です。果実(柿など) |
(3) |
適切な胃腸薬を飲む |
(4) |
睡眠 |
|
 |
|
|
してはいけないこと |
|
(1) |
入浴やサウナに入って汗として排出するという方もいますが、心臓の弱い方には危険です。入浴により全身の血管が拡張すると血流が全身に拡散して肝臓に集まらず、かえって血中アルコール濃度の減少速度が遅れます。 |
(2) |
迎え酒は単に二日酔いの不快感を麻痺させるだけで、体への負担が増えるだけです。 |
|
 |
|
● |
理想的な飲酒量 |
|
純アルコール約20gを含むアルコール飲料を「1単位」と呼んでいます。 「1単位」は、およそ体重60kgの成人が3時間で分解できる量で、これが「百薬の長」になるか「万病のもと」になるかの境目の目安となります。(体重50kgの人は約4時間、体重40kgの人は約5時間) |
 |
|
|
<各アルコールの1単位> |
|
 |
|
|
種 類
|
アルコール度数
|
|
ビール |
05%
|
500ml |
日本酒 |
15%
|
1合(180ml) |
ウイスキー |
43%
|
ダブル1杯 |
ワイン |
12%
|
小グラス2杯 |
チューハイ |
07%
|
350ml |
焼酎 |
35%
|
コップ半分弱 |
|
|
 |
|
|
但し、女性・高齢者・体質的に弱い人はこれよりさらに時間がかかり、アルコールを毎日飲む人はこれよりも早く分解されます。 |