くすりの村源

風邪薬とドリンク剤を併用してもよいか?

カフェインが配合されているドリンク剤を併用することは避けたほうが良いでしょう。風邪用にカフェインの入らないドリンク栄養剤が市販されていますので、そちらをご利用ください。
風邪薬には無水カフェインが1回量25mg配合されています。また、ドリンク剤にも1本50~75mg配合されています。カフェインには覚醒作用と交感神経興奮作用があり、心臓を刺激して血圧を上昇させます。
カフェインの薬用量は1回100~300mgですから、風邪薬(1回分25mg)とドリンク(1回分75mg)を同時に服用しても、元気な方ではあまり問題ないと考えられます。
しかし、風邪による発熱等により体力が低下し、すでに心臓に負担がかかっている時や、高齢者の方、基礎疾患として高血圧、不整脈、狭心症などのある方には、カフェインの合計服用量が少なくても心臓への負担が大きくなることが考えられます。
なお、日常生活で飲むお茶類のカフェイン量(150mlあたりで換算)はおおよそ以下のとおりです。

  せん茶… 30mg   ほうじ茶……… 30mg   紅茶………… 45mg
  番茶…… 15mg   ウーロン茶…… 30mg   コーヒー…… 90mg

次回のチラシ掲載日までお待ちください(毎月24日)